平日の時間確保はクリアすべき課題
ピアノの上達に欠かせないのは、継続した練習をすることだと思います。
いろいろなブログやサイトを見ても、「毎日少しの練習でも良いので継続すること」と書いてあります。

とは言っても、平日は働いていたり、家庭のことが忙しかったりで
時間の捻出が難しいと感じる人は多いと思います。
やる気を出すのも大変な時がありますよね。
「時間の捻出」、「やる気」。
この2つの問題をクリアするにはどうすれば良いのか。
約1年半、独学で練習を継続する中、つかんだポイントがあるので紹介します。
時間捻出のためのアイデア
① 余暇(隙間時間)を利用
② 「○時からはピアノ」と設定
③ 1曲丸ごとではなく部分練習
④ (紙の楽譜の場合)楽譜を出しておく
⑤ (朝が得意な場合)朝に練習

具体的に見ていきますね。
① 余暇(隙間時間)を利用
ピアノ以外でその日やりたい用事があれば、余暇にできるだけ済ませてしまう。
たとえば、「語学」もやりたい場合、電車待ちの間や、昼休みに語学アプリ等で勉強できる。
すると、帰宅してから語学の時間をとる必要がなく、全てピアノに充てられる。
また、ピアノの練習に役立つ譜読みを進めたり、イメトレをしたりするのも良いと思う。

私は紙の楽譜を愛用しているので、
家を出る前にスマホで写真を撮って、譜読みしています。
② 「○時からはピアノ」と設定
時間を指定してしまえば、逆算して家事・用事を行うことができる。
③ 1曲丸ごとではなく部分練習
曲の最初から譜読みが終わったところまで通して練習すると、時間がかかる。
「苦手な部分、できていない部分を抜き出して練習する」のが効率的。
④ (紙の楽譜の場合)楽譜を出しておく
楽器の近くのすぐ手に取れる場所に出しておく。
本棚の奥や、探す必要がある場所に置いてあると、その分やる気も削がれる。

まあ私の場合は、そもそも本棚に本が入りきらないから、仕方なく机の上に置いているというだけなのですが。
⑤(朝が得意な場合)朝に練習
朝に余裕がある場合は、朝に練習するのもアリかも。
やる気を出すためのアイデア
① 練習へのとっかかりを作る
② 動機・目的を作る(長期・短期)。
③ 習慣化・ルーティン化
④ 他の人の演奏動画を見たり、演奏を聴いたりして刺激をもらう
⑤ どうしてもやる気が出ない日はやらないという選択
① 練習へのとっかかりを作る
既に弾ける負担の少ない曲がとっかかりとしておすすめ。
いつも練習している曲でなくても良いので、易しめの曲や、大好きな曲をとりあえず弾いてみる。

5分でも弾ければこっちのものです。
とっかかりが一番ハードル高いですからね。
私は指慣らしも兼ねて、平均律の1巻1番のプレリュードをよく弾いています。
② 動機・目的を作る(長期・短期)。
例えば、人前で弾く機会を設けたり、スタジオ(有料)でグランドピアノを弾く機会を作る。
音楽教室に通うことによって、定期的に課題をこなす必要がある状態に身を置く、など。

私は、レンタルスタジオ(ベーゼンドルファー)を予約しました。
せっかくグランドピアノを弾けるチャンスなので、練習にも気合が入ります。
いつも安価なキーボードで練習しているので…
長期的には、好きな作曲家、曲を見つけるのも良いと思う。
本当にいろいろな曲があるので、弾きたいと思える曲、好きな曲を見つけるとやる気が上がる。
自分がどんなピアノ演奏をしたいのか、どうなりたいのか、目指すところも考えると良いかも。
③ 習慣化・ルーティン化
生活の中に組み込んでしまう。
(既出の「『「○時からはピアノ」と設定する』と同様。)
④ 他の人の演奏動画を見たり、演奏を聴いたりして刺激をもらう
Yotubeでもサークルでも、ストリートでも良いので、人の演奏を見ると、
見ているうちに自分も弾きたくなってくる場合がある。

自分も負けていられないな!と刺激を受けます。
⑤ どうしてもやる気が出ない日はやらないという選択
何をやってもやる気が出ないときはある。
そういう時は練習しても身が入らないので、早めに寝て、英気を養うも良し。
上手だと思う演奏を聴くも良し。休もう。

以上の方法で、今のところ平日は1時間程度確保できています。
私の場合、明確な目標があるのが大きいです。
(好きな作曲家がいて、その人の作品を可能な限りたくさん弾けるようになりたい。)
それとやはり、ベーゼンドルファー効果ですかね(単純)。
終わりに
経験上、1日空いたからといって、すぐ弾けなくなるということは無いと思う。
しかし、2日、3日と間が空くほど、速い曲や苦手な箇所がある曲は質が落ちた。
ある程度のテクニックを要する曲は、指が回らないと細かい打鍵が雑になる印象。
現状維持のためにも間を空けすぎないことは重要。
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