フランス語をなぜだか勉強したい。アメリカでの挫折と、英語へのトラウマ
最近、フランス語への学習欲求が高まっている。
フランス語をもっと理解できるようになりたい、読めるように、書けるように、そして話せるようになりたい。
現実逃避なのかもしれない。
何か他の人とは違うことで、得意を作りたいというような、見栄のようなものもあるかもしれない。
でも、実際に私はフランス語が好きなんだと思う。
フランス語の発音。
英語のアクセントは私にとって強すぎるけど、フランス語は、なんだかあまり抑揚も強くなくて脳が疲れないのだ。
かつて受験生だったころは英語が好きだと思っていた。
教科の中では最も点が取れるし、その中では得意だったから。
でも、仕事にアメリカに行った時に、少し挫折した。
とにかく会議でバンバン話すネイティブの会話は、異常に速かった(途中で脳がマヒしたかと思うほど。いろんな国の人がいるのに、と怒りさえ覚えた)。
ただでさえ話すことが苦手なのに、英語になると余計に話せず、さらに悪いことに近くに話せる人がいたため、その人がぐいぐいと前面に出て、話す機会が掴めなかったのだ。
この体験が、ある種トラウマになってしまったのだと思う。
あまりの話せなさ、聞き取れなさ。絶望。
本当に好きだったら、それでも逆境をバネにして新たに目標を掲げて頑張ろうとできたかもしれない。
しかし、私はそこで完全に英語を話せる自分というものになることをあきらめてしまった。
がっくりとモチベーションが落ちてしまったのだ。
その時に、私は心から英語がすきじゃなかったんだな、と腹の底で気づいたんだと思う。
フランス語をゆる~く、でも学び続けた
一方で、フランス語はというと、こちらもこちらで、ともすれば嫌いになるかもしれない状況に陥ったことはあった。
単刀直入に言うと、フランスに行った際、人生で1、2を争う嫌な目にあった。
思い出すのも嫌なので、詳細は書かない。
仲間外れのような惨めな目にあったとだけ言っておく。
しかし、私はフランスやフランス語を嫌いになることはなかった。
それは何故なんだろうと考えた時、言語そのものが私に合っているのかもしれないという結論に落ち着いたのだ。
好き、合っている、適性があるというのは不思議なもので、私が決めたわけではない。
したがって、フランス語を趣味として見出すことができたのは偶然だ。
最初に学ぼうとしたきっかけはなんだったか。
漠然と中学生ぐらいのころには、将来、第二外国語を取るならフランス語かな、と考えていたように思う。
フランス、と聞くとおしゃれなイメージが浮かぶので、そういったものに対する憧れから来たものかもしれない。
大学でとったフランス語の授業。先生はあまりいい先生と思わなかったものの、授業のゆるさがこれまた私に合っていた。
2つクラスがあったが、私が受講しなかったクラス(初回体験だけ行った)は、結構ガチガチに勉強するというタイプの講座だった。
部活でもなんでもそうだけど、あまりに厳しいものは、私は嫌になってしまう。
どうにも、自由を重んじる価値観が私の根底にあって、義務になると途端にやる気を失うようだ。
大学を卒業してからも、たまになんとな~くフランス語の語学テキストを買って、ゆるゆると続ける。
これが功を制したんだと思う。
会社の休憩時間なんかに、本当に気ままにテキストを流し読みするだけのことを続けていたんだけど、それでも知らない間にフランス語力がアップしていたようで、気づけば明らかに以前よりスムーズに読めるようになっていた。
(リスニングはしていなかったので、意味が分かっていないのと、発音はともかく、抵抗感なく文字を追えるようになっていた)
フランス語がほかの趣味とつながったり、役立ったり
そんな間に、趣味のピアノを再開。
海外から輸入した楽譜がフランス語で書かれていることがあった。
また、手芸の方でも私の好きなクロスステッチ(刺しゅう)作家がフランス人で、その人の著書を取り寄せたら、少しだけ読める単語がある。
こういったふうに、ゆるく続けていたフランス語が思わぬ場面で役に立つという出来事があったことが、今のモチベーションにつながる大きな転機だったかも。
単純に、分からなかったことが分かるようになると楽しいし、分かるようになると、世界が広がる。解像度が上がるというのかな。
かつて大学の実習で、植物の名前を学んだ後、テストとしてその植物の標本が並べられている部屋に入れられて、名前を用紙に記入するテストを受けたことがある。
その時に、ああ、この植物はこの名前で・・・と識別可能になり、外に生えている同じ植物の輪郭が、以前よりくっきりした気がした。
語学でもそれと同じ現象が、起こるわけ。
また、外出の際、聴こえてきた言葉がフランス語だと分かったりもする(何を言っているかまでは完全にわからなくても、Aujourd’ hui(今日)という単語だけでも聞き取れれば、なんかフランス語で今日の話をしてるな・・・と思ったり)。
学生時代に、仏検4級は受けたが、それより上のレベルを受ける気はさらさらなかった。
しかし、こうした体験を積み重ねるうちに、フランス語に親しみを持つようになってさらなるレベルアップを自然と望むようになった。
そして3級までは面接試験もないため、比較的気軽に受けようという気分になり、昨年、受験した。
合格できて、証書が届くとやはり嬉しい。
たとえフランス人にとっては幼児レベルだとはしても、嬉しいものは嬉しかった。
そうだ、仏検準2級を受けよう
準2級を受けようという気持ちになってきたのは、やはり、目標があるとそこに向けて本気度が増すというのと、フランスに行った時に、ちゃんとフランス語でしゃべり、フランス語を聴いて理解したいのだ。
(注:フランスに行く気満々だが、いつになるか、本当に行くことになるかは分からない。)
だからこそ、本格的(実用的)なフランス語の入口ともいえる準2級の受験に向けて、頑張っていきたい。
最近やっていることは、語学アプリDuolingoでの学習継続(日本語が怪しかったり、発音がなんかネイティブから見たら違和感じゃないかと思うこともあるけど、結構語彙力アップに役立っている)や、参考書を買うほか、Youtubeでのリスニング、スピーキング力アップである。
実は、リスニング等に関してはこれまで試行錯誤していた。
私は日本語でも英語でもそうなのだが、読む力・書く力に比べると、話す力・聞く力に乏しい。
だからどうやってこれらの力を伸ばしていくかが課題なのである。
私にとって「好き」がモチベーションなので、フランス語で書かれたリストとショパンの伝記や、好きな日本の作家、貴志裕介が書いた「新世界より」という小説のフランス語版を逆輸入して読もうとしてみたり、ゲーム実況をフランス語で聞いたりして、徐々に日常でフランス語に触れる機会を増やしていった。
日記を日本語と自信のつたない(本当にヤバいレベルの)フランス語で書いて、それをAIに添削してもらったり・・・(ほんとに昔の翻訳サイトじゃ考えられないほど進化してる)。
そういった積み重ねが臨界点に達したのか、ついに準2級を受けようという気持ちになったんだと思う。
さて、準2級を受けるにはより実用的な力が必要である。
というわけで、Youtubeで最近動画を見ることにした。
フレーズ系の動画である。
これ暗記すれば、語彙力も上がるし、使えるんじゃね?という軽い気持ちでやっているが、フランス語のネイティブの発音を聴くと、やはり私はトンチキアクセントになっているようで、修正の必要性を実感したので、開始1週間目にして、既にやってよかったと実感している。
とりあえず、目標としては今年の秋には準2級を受けたい。
坐骨神経痛が少しでも良くなっていればの話だが・・・
苦痛にまみれた人生を生きる上で、若干のモチベーションになっているので、これだけは言える。
フランス語、やっててよかった。


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